戒厳令 2020 6 14
「平時に有事を考える」
これは、非常に重要なことです。
有事になると、誰もが異常心理になってしまい、
正常な判断ができなくなるからです。
だからこそ、平時に有事を考えておく必要があります。
たとえば、国内でテロが発生したら、
まずは、警察が対応するでしょう。
しかし、テロリストが、
手榴弾やロケットランチャーまで装備していたら、どうなるか。
警察官は、市民を守る覚悟があるでしょうが、
さすがに「戦死」までは想定していないでしょう。
普通は、テロリストは外国からやってくるものですが、
外国の思想に染まって、国民がテロリストになる可能性はゼロではありません。
こうなると、陸上自衛隊の出動になるかもしれませんが、
隊員は、「国民を守れ」と教育されているので、
はたして、テロリストになった国民に銃を向けることができるのか。
さらに、意外な問題もあります。
不幸にも「市街地戦」になった場合は、「流れ弾」の問題があります。
万が一、「流れ弾」が市民に命中したり、民間施設に命中した時、
法的には、どのような問題が発生するか。
それがクリアになっていない限り、
陸上自衛隊の出動は難しいでしょう。
そうなると、やはり警察力の強化が必要か。
ロケットランチャーに耐えうる警察力となると、想像ができません。
ネットを検索していたら、このようなニュースがありました。
2012年6月29日の「Jcastニュース」では、
「福岡県北九州市の木造2階建て倉庫から多数の武器が見つかり、
中にロケットランチャー1丁も含まれていた。
報道などによれば2012年6月28日、
保険金詐欺容疑者を捜査中に同市内の倉庫を調べたところ、
拳銃5丁、実包50発以上とロケットランチャーが見つかった」
アメリカでは、人種差別問題から大規模なデモ活動に発展して、
さらに、一部では暴動も発生しているというニュースがありました。
大統領は、連邦軍の出動を示唆したという。
アメリカでは、銃所有が文化のような国なので、心配です。
日本人は、銃というと、拳銃を連想するでしょうが、
アメリカでは、歩兵が使うような突撃銃を銃器店で売っています。
(参考)
ロケットランチャーとは、戦車を破壊する目的で作られています。